Google検索の「AIモード」は何を変えるのか?これからのSEOで必須となる3つの視点
- AIマーケティング

- 9月24日
- 読了時間: 4分
2025年9月9日、日本のGoogle検索に訪れたこの変化に、驚いた方も多いのではないでしょうか。
海外のメディアなどで、すでに知ってはいましたが、実際に日本のGoogleに搭載された瞬間は、今後のマーケティングへの対応や活用方法が頭中を駆け巡りました。
これは単なるデザイン変更ではありません。私たちが10年以上慣れ親しんだ「検索」という行為そのものが、根底から変わる可能性があります。
この記事では、この「AIモード」がWebサイト運営者やSEO担当者に何をもたらすのか、そして私たちはどう適応すべきなのか、その具体的な対策を徹底解説します。

【この記事の目次】
もう他人事ではない。Googleの新常識「AIモード」とは?
「AIモード」とは、従来のキーワード検索の隣に新設されたボタンで、これをONにすると検索が対話形式に切り替わる機能です。
ユーザーは「京都 観光」と検索する代わりに、「京都駅を起点に、歴史が好きなおじいちゃんと小学生の孫が楽しめる2泊3日の旅行プランを提案して」といった、会話のような複雑な質問を投げかけられるようになります。
AIは、Web上の膨大な情報を瞬時に統合し、旅行プラン、レストランの候補、移動手段までを一つの画面で提案します。これは、ユーザーが10回検索して得ていた情報を、たった1回で得られるようになる、ということです。
なぜ「AIモード」の登場が"ヤバい"のか?ユーザー行動の3つの変化
私の個人的な見解ですが、この変化により、情報収集系のキーワード(例:「〇〇 とは」)でのWebサイトへの流入は、今後大きく減少する可能性があるかと考えます。
なぜなら、その答えはAIが全て提示してしまうからです。これはWebサイトの「役割」そのものを見直す必要があります。
「探す検索」から「解決する検索」へ: ユーザーは情報のかけらを探すのではなく、AIに課題解決そのものを求めるようになります。
Webサイトの”滞在時間”が減少: 答えが検索画面で完結するため、多くのサイトはじっくり読まれなくなります。
より”個人的な悩み”が検索される: 対話形式になることで、他人には聞けないような、よりパーソナルで複雑な質問がGoogleに投げかけられるようになります。
AIモード時代を勝ち抜くWebサイトの3つの条件
では、私たちはどうすればいいのでしょうか?「AIにまとめられるだけ」で終わらないための3つの条件を提案します。
条件1:「探す」から「解決する」へ。ユーザーの”旅”全体をサポートする
一つの記事で一つの情報を提供するだけでは、AIに要約されて終わりです。ユーザーが持つであろう次の疑問、次の行動まで先回りしてコンテンツを用意し、サイト全体で課題解決の”旅”をサポートする視点が必要です。
例えば「リモートワーク 椅子 おすすめ」という記事なら、おすすめ商品の紹介だけでなく、「正しい椅子の座り方」「腰痛を防ぐストレッチ動画」「集中力を高めるデスク環境の作り方」といった関連コンテンツへの導線を張り巡らせ、ユーザーの悩みを丸ごと解決するハブとなることを目指しています。
AIが”惚れ込む”ほどの圧倒的な「一次情報」と「熱量」を持つ
AIは事実をまとめるのは得意ですが、情熱や独自の体験談は生み出せません。レビュー記事なら、誰よりも商品を使い込んだ人にしか書けないマニアックな視点を。ノウハウ記事なら、数々の失敗から得たあなただけの教訓を。そのコンテンツにしかない「熱量」こそが、AIに引用され、ユーザーの心を動かすフックになります。
Webサイトを「情報のゴール」ではなく「体験の入り口」にする
一般的なマーケティング手法として、記事を読ませて終わりではなく、記事の内容と連動した「オンラインセミナー」や「個別相談会」への誘導を強化しています。
Webサイトはもはや情報を提供するだけの場ではありません。読者と直接つながり、より深い体験を提供する「コミュニティの入り口」としての役割が、今後ますます重要になるはずです。
AIは敵か、味方か。これからのWeb担当者の役割
この変化を「Webサイトのトラフィックが奪われる脅威」と捉えるか、「ユーザーの深い悩みに直接応えるチャンス」と捉えるかで、未来は大きく変わります。
私は後者だと信じています。AIを最強の相棒として、これまで以上にユーザー一人ひとりと深く向き合う。そんな人間味あふれるマーケターこそが、価値を持つ時代が来たと感じています。

まとめ
Googleの「AIモード」は、私たちに変化を求めています。しかしそれは、よりユーザーの本質的な課題解決に貢献するための、素晴らしい機会でもあります。
この記事を読み終えたら、ぜひ一度、あなたのサイトが提供できる「独自の価値」は何かを、チームで話し合ってみてください。その対話こそが、AI時代を勝ち抜く第一歩です。



